エレベーターに潜む危険
近年、共同住宅が増加傾向にあり、それと並行して共同住宅における犯罪も増えてきております。狭い密室になってしまうエレベーターでは犯罪の被害に遭う危険性もあります。
比較的小さなエレベーターでは、痴漢や強姦といった性犯罪被害に遭ってしまう危険性があり、大きめのエレベーターでたくさんの人と乗りあわせれば、スリや痴漢などの被害に遭う危険性も増します。被害に遭わないためにも、どのような防犯対策をとることが有効なのでしょうか。
エレベーターに乗る時の注意点
犯罪に遭わないためにも以下のことに注意してエレベーターを利用しましょう。
- エレベーターに乗る前には不審な人がいないか周囲を確認し、不審者と乗り合わせないように極力1人で利用する。
- 先に行き先階のボタンを押すと後で見知らぬ人が乗ってきた場合、自分の住んでいる階を知らせることになるので、「閉」ボタンを先に押してから行き先階のボタンを押す。
- 見知らぬ人と乗り合わせた場合、背をエレベータの壁にし相手に背中を見せない。ドアの正面に立たない。
- エレベータに乗った時には立ち位置を操作ボタンの前にし、いつでも非常ベルや各階のボタンを押せるようにする。
- 見知らぬ人と乗り合わせた場合、怖いと感じたら最寄りの階で降りる。
- 防犯ブザーなど護身用防犯機器を携帯し、常にすぐ鳴らせることができる状態にしておく。
エレベーターの防犯機能
最新のエレベーターの防犯対策・機能についていくつかご紹介いたします。
【かご内防犯カメラシステム】
かご内専用の防犯カメラを設置し、かご上のハードディスクレコーダーに撮影内容を記録します。ご希望によりかご内や乗り場に液晶モニターを取り付け、リアルタイムに映像を流すことも可能です。乗り場・かご内モニターの両方を設置することで、さらなる防犯対策につながります。
【ガラス窓付きドア(防犯窓)】
エレベーターのかご内の状況が各フロアから見えるようガラス窓がドアに付いています。窓を設けることによって密室状態の不安を解消し、利用者に安心感を提供し、防犯にも効果を発揮します。
【非常警報装置】
エレベーターかご内で犯罪や身体の異常などが発生した場合に警報ボタンを押すと、かご内のブザーまたはベルが鳴り、外部の人に異常事態を知らせます。同時に最寄階に停止し、一定時間ドアを開放したり、各階運転に切り替わります。
【異常行動検知機能】
暴力行為等、動きを伴う異常行動を検知し、異常度に応じて、警告アナウンスや最寄り階停止等を行い、戸を開きます。
【滞留検知機能】
急病や泥酔で利用者がしゃがみ込んだり、倒れてしまった場合などに、エレベーター内の利用者の滞留を検知すると、音声で呼びかけながら、エレベーターを指定階まで運転し、戸を開きます。
【高音声センサー付最寄り階停止運転】
防犯ブザーや悲鳴などの大きな音を、かご上に設置した高音声センサーが検知すると、警報を鳴動しながら自動的に最寄り階へ停止し、戸が開きます。
【シークレット運転】
かご内で行先階ボタンを一定時間以上長押しすることで、乗り場インジケータの階数表示を消灯した状態で運転します。第三者に行先階が知られるのを抑止します。
【キースイッチシステム】
かご呼びを登録する場合、専用のカギを持った利用者だけが行き先階を登録することができ、第三者の侵入等を防ぐことができます。
【指紋認証システム】
指を滑らせるだけで、エレベーターの呼びと登録が自動的に行えます。バイオメトリクス認証システムにより厳しいセキュリティ管理ができます。
※これらは一例のため、機能の適用可否、仕様は各メーカーにより異なります。
【エレベーターの豆知識一覧】